診療内容と特色

ハマノ眼科阪急グランドビル診療所は、通常の眼科、他の病院や眼科からの依頼を受けて目の検査を行う眼科検査センター、コンタクトレンズ外来の3つの部門から構成されています。
眼疾患の治療だけでなく、視機能検査、眼鏡処方など、眼に関することはどんなことでもご相談下さい。
当院には充実した眼科検査機器が備わっていますので、各病院や眼科からの依頼を含め、年間約3000例の検査を行っています。

TMS(角膜形状解析装置)

角膜上数千点におよぶポイントで角膜の曲率を測定し、
解析結果をカラーマップで表示する角膜形状解析装置です。

TMS(角膜形状解析装置)

スペキュラーマイクロスコープ

角膜に接触しないで瞬時に角膜内皮細胞の撮影と角膜厚みの測定を
行う装置です。

スペキュラーマイクロスコープ

ゴールドマン周辺視野計・ハンフリー静的視野計 *要予約

視野とは、眼を動かさずに(正面の一点を見つめたままで)見える範囲のことで、片眼ずつ測ります。
周辺部を含めた視野の全体を測定するゴールドマン視野計と、視野の中心部分を細かく測定するハンフリー自動視野計があります。
視野異常は、眼の奥の網膜から視神経、脳の視覚中枢に至る経路のどこかに異常があるときに出現します。
最近では、緑内障の診断のために最も頻繁に用いられています。

ゴールドマン周辺視野計・ハンフリー静的視野計

OCT(光干渉断層計)

網膜黄斑部の断層撮影をすることができます。加齢黄斑変性をはじめ、
さまざまな黄斑部の疾患の診断に有用です。
緑内障補助診断として、視神経乳頭周囲の視神経繊維層の厚さと、
黄斑部の網膜内層の厚さを測定します。

OCT(光干渉断層計)

フェノールレッド綿糸法

涙の量はコンタクトレンズ装用に大きく影響します。
涙の量の測定方法としてハマノ眼科では1982年にフェノールレッド綿糸法を考案しました。
この方法は眼に刺激が少なく、測定時間が短いなど多くの利点を持っており、1992年には商品化され、現在では多くの眼科で使われています。

・ハマノ眼科グランドビル診療所では、「ドライアイ外来」を行っています。
 ドライアイ外来は、眼が乾いて角膜や結膜に障害がおこる疾患であるドライアイを
 総合的に治療する外来です。  →ドライアイ外来のページへ

緑内障の検査(40代になったら緑内障の検査を受けましょう)

緑内障とは、目の神経(視神経)が障害を受け、視野(目で見える範囲)が狭くなったり、視野の一部が欠けたりする病気です。
眼圧(目の中の圧力)が高くなることが主な原因で起こると考えられてきましたが、眼圧が正常でも緑内障になる人が多いことがわかってきました。
正常眼圧緑内障(Normal Tension Glaucoma 略してNTG)といいます。

2000年に実施された日本での疫学調査の結果、
@40歳以上の人の約20人に1人が緑内障であること 
A正常眼圧緑内障が多いこと
が分かりました。

NTGは、徐々に視野障害が進行します。
とくに、緑内障で障害されやすい鼻側の視野は、両眼で補い合っているので、片眼のみに視野障害であれば、
本人は気付きません。
このように自覚症状がなく、気がついたときには視野の異常もかなり進行していることが多いのです。
しかも、障害をうけた視神経はもとに戻りません。
早期に見つけ、早期に治療を始めることが大切です。

主な治療法は、眼圧を下げることです。
眼圧を下げる目薬を毎日欠かさず点眼し続けることにより、視野障害の進行をくいとめるのです。
実際の検査は次の4つです。

1.眼圧検査
正常範囲は、10mmHgから20mmHg。
2.眼底検査
視神経乳頭(視神経の集まっているところ)を観察します。
乳頭中央の陥凹拡大(とくに上下方向の)と、乳頭周囲の視神経繊維の部分的な欠損の有無を調べます。
3.視野検査
片目ずつ見える範囲を、精密な視野計で測ります。
視野の全体を測るゴールドマン周辺視野計と、視野の中心部(主に中心30度の範囲)を詳しく測るハンフリー静的視野計があります。(要予約)
4.光干渉断層計(OCT)
眼底の網膜の構造を、精密に断面として撮影する機器です。
視神経乳頭周囲の視神経繊維層の厚みや、黄斑部とその周りの視神経繊維と神経節細胞を合わせた層の厚みを測り、正常眼データベースと比較します。

とくに、近視の強い方、血縁の家族に緑内障のある方、40歳以上の方は、眼科で検査を受けましょう。
視野検査は予約制ですが、まずは、医師の診察を受けてください。
医師が必要と判断した場合、緑内障専門医へ紹介しています。

ハマノ眼科は、阪急三番街となんばCITYにも診療所があります。
*阪急診療所とナンバ診療所は、コンタクトレンズ専門眼科です。

・ハマノ眼科阪急診療所(阪急三番街2階)
・(医)ハマノ眼科ナンバ診療所(なんばCITY2階)

→詳しくは、ハマノ眼科ホームページをご覧ください。